M5Stackで作れるかわいいロボット「スタックチャン」の沼にハマった
この記事はスタックチャン(Stack-chan) Advent Calendar 2023の3日目の記事です。
今年はスタックチャンというかわいいロボットの製作を通していろいろと新しい経験ができたので、振り返りながらまとめたいと思います。(スタックチャンの詳しい作り方は割愛しますが、作る際に参考にした情報は紹介していきます。)
- スタックチャンとは
- スタックチャンとの出会い
- 最新技術が詰まった「AIスタックチャン」に魅了される
- イベントにも参加
- まとめ
- 付録① スタックチャンの作り方に関する資料
- 付録② AIスタックチャンのカスタマイズ版
スタックチャンとは
スタックチャンはししかわさんが開発しオープンソースとして公開している、M5Stackで動くスーパーカワイイロボットです。Githubで3Dプリンタのデータ、回路/基板設計のデータ、ファームウェアといった製作に必要な情報がすべて公開されています。たくさんの方々が自分で作ったスタックチャンをSNSで公開したりイベントで展示したりしてコミュニティを盛り上げています(二次創作のガイドラインはこちら)。
スタックチャンとの出会い
最初は当ブログの名前で適当に作ってみたXアカウントですが、TLにちらほら現れるかわいいロボット...
何気ないツイートに対するコミュニティーの方々からの反応がうれしく、気づいたらM5Stackを購入していました(後で知りましたが、これがスタックチャン沼の入り口のようです)
初めて作ったスタックチャン。やっぱり自分で作ったスタックチャンが一番かわいいですね(親バカ)。
記事の最後に、作る際に参考にした資料をまとめました。
最新技術が詰まった「AIスタックチャン」に魅了される
スタックチャンのファームウェアは先に紹介したリポジトリの他にも、コミュニティの方々によって様々なバージョンが公開されており、私はrobo8080さんの「AIスタックチャン」を使用させていただきました。ChatGPT、Google STT(音声認識)、VoiceVox(音声合成)等のWeb APIを用いることで自然な会話ができるようになった、今大人気のスタックチャンです。
いろいろな技術が詰まったAIスタックチャンのファームウェアは、ソースコードを読んで勉強したり、自分なりにカスタマイズしたりするだけでも十分楽しめますが、カスタマイズしたものを動画でXに投稿してrobo8080さんご本人やコミュニティの方々から反応をいただけるのがとても嬉しく、SNSにあまり慣れていなかった私には新鮮な体験でした。
イベントにも参加
スタックチャン2才の誕生日会
残念ながら都合がつかず会場には行けませんでしたが、動画の生配信を見て楽しむことができました。また、事前に公開された「お祝いイラスト」にも参加してSNS上で盛り上がりました。
#スタックチャン お誕生日記念企画「お祝いイラストをみんなで描こう!」公開しました!🎉https://t.co/F0SaMbRHyN#stackchan
— スタックチャン/Stack-chan (@stack_chan) 2023年7月8日
Maker Fair Tokyo 2023
去年もあったそうですが、今年もスタックチャンのブースが設けられました。ししかわさんからスタックチャンのブースでの展示・物販の募集があったため、思い切って展示のみで初参加しました。当日は一般客としての参加でしたが、スタッフの方々に混じって自分の作品を説明させていただいたり、ししかわさんはじめ普段Xでいいねし合っているコミュニティの方々と初めて対面でお話できたりと、初めて尽くしで緊張もしましたがとても楽しい一日となりました。
まとめ
1年間を振り返りながら、スタックチャン沼にハマっていった様子をまとめてみました。スタックチャンのおかげでいくつも新しい経験ができ、毎日が楽しくなったように思います。沼へのハマり方は人それぞれだと思うので参考になるかわかりませんが、これを見て「スタックチャンかわいい」「作ってみたい」と思っていただければとてもうれしいです(ぜひ、Xでハッシュタグ#スタックチャンでポストしましょう)。
ちなみにスタックチャン沼とM5Stack沼にはそれぞれ階層があります。私はもう引き返せないところまで来てしまったようです。
#スタックチャン沼 の見取り図
— タカオ(Takao) (@mongonta555) 2021年12月14日
2021/12版に更新しました。('ω')#ダンボールスタックチャン や #100均スタックチャン も増やしてどんどんワチャワチャしましょうヽ(^。^)ノ#スタックチャン #M5Stack pic.twitter.com/hPY8z87vog
2020/12現在のM5Stack沼見取り図#M5Stack pic.twitter.com/BY44AgcAfW
— タカオ(Takao) (@mongonta555) 2020年12月13日
付録① スタックチャンの作り方に関する資料
スタックチャンは先に紹介したように、ししかわさんのGithubに製作に必要なデータがすべて公開されていますが、オープンソースのライセンスに従って有志の方々によりいろいろな作り方が公開されています。おきもくさんがわかりやすくまとめてくださっています。
「スタックチャンって何買えばいいの?」をまとめてみました。訂正あれば教えてください🙇購入先はリプでリンク貼ります。#スタックチャン #AIスタックチャン #M5Stack #電子工作 pic.twitter.com/IF6XTt4tS4
— おきもく (@okimoku1) 2023年7月11日
私は以下をそれぞれ購入して作りました。M5Stackの分解なしで組み立てられるので比較的難易度が低いです。
- M5Stack Core2
- タカオさんのキット(ボディ+ねじ+電子パーツ)
- SG90サーボ
タカオ版キットの組み立て方とファームウェアの書き込み方は、以下で紹介するおきもくさんが公開されているホームページや動画を参考にさせていただきました。この動画では先に紹介したrobo8080さんの「AIスタックチャン」のファームウェアを書き込みます。
また、AIスタックチャンのファームウェアの書き込み方については、ソースコードは触らずにとにかく動かしてみたいという場合はwelchmanさんのM5Burner版の動画がわかりやすくておすすめです。
■スタックチャンの組み立て方
■AIスタックチャンのファームウェアの書き込み方(Platformio編) www.youtube.com
■AIスタックチャンのファームウェアの書き込み方(M5Burner編) www.youtube.com
付録② AIスタックチャンのカスタマイズ版
私がカスタマイズしたAIスタックチャンのソースコードもGithubで公開させていただいています。robo8080さんのAIスタックチャンが動いた後に、もしご興味があればお試しください。
https://github.com/ronron-gh/AI_StackChan2_DevCam
M5Stack CoreS3で動くAIスタックチャンです。内蔵カメラによる顔検出で会話を起動できます。
https://github.com/ronron-gh/AI_StackChan2_FuncCall
ChatGPT APIの新しい機能Function Callingを用いて、AIスタックチャンに様々な機能を追加しました。